本日、平成２６年度 第４６回若狭町立岬小学校、ならびに第６１回若狭町立三方中学校岬分校の卒業証書授与式が挙行されました。小雨ながらも春らしい暖かさの中、小学生３人、中学生２人が無事、そして立派に学舎を巣立っていきました。岬校は、全校児童・生徒１０人という小規模校ですが、何をするにも一体感と互いを思いやる温かみあふれる学校です。今回の卒業証書授与式は、そんな学校を象徴するにふさわしい行事になりました。
みんなをリードし、岬校のよき校風づくりに貢献してくれた５人の卒業生に感謝するとともに、新しいステージでも十分に力を発揮し活躍してくれることを心よりお祈りいたします！
がんばれ！岬っこたち！
３月も第２週目に入り、中学３年生と小学６年生にとっては、卒業の日が近づいてきた３月９日（月）に、今年度の「卒業を祝う会」を開催しました。１０人の岬っこはいつも仲良しで、昼休みには先生方も一緒に遊びに加わるなど、岬校は全員のつながりがとても強い学校です。保護者の方や地域の方も、いつも協力的で、さまざまな場面で支えてくださいます。この日は、一人ひとりが感謝をテーマに、「卒業を祝う会」に取り組みました。どの学年の出し物も、そんな思いにあふれた、心あたたまるすばらしいものでした。卒業生たちの新しいステージでの活躍を祈るとともに、残された岬校での日々を充実したものにしてほしいと願いつつ、盛大な拍手で卒業生たちを会場から見送りました。
３月２日（月）に、本年度２回目の人権講演会を開催しました。今回は、滋賀県から築山清美さんに来ていただきました。築山さんは、看護師として活躍されていましたが、３７歳のときにご病気がもとで視力を失われました。しかし、星野富弘さんの詩や生き様に感銘を受けられ、目は見えなくても自分にもできることがたくさんあるはずだと、いろんなことに挑戦してこられました。今回はお話だけでなく、ペアになってのアイマスク・盲導犬体験をさせていただきました。また、築山さんの電子ピアノの演奏やリンゴの皮をむく様子なども見せていただきました。「突然、光を失う」という不幸に見舞われた築山さんですが、とても明るく、エネルギーに満ちあふれており、そばにいさせていただくだけで、元気や勇気が湧いてきました。「やりたいと思ったことは、努力を続ければ必ずできる」、そう教えてくださった築山さん。築山さんの姿が、それが真実であるということを確信させてくださいました。
